2022年2月2日

【間取り】30代の一級建築士が自宅を設計してみたら

30代の一級建築士が自宅を設計した時、

何を優先的に考えたのか・・・?

 

以下、5点を優先にしました。

① 雛段階段に面した吹抜けリビング

② 玄関からつながる土間収納

③ 回遊できる家事動線

④ バルコニーなし

⑤ 夫婦別寝室

 

① 雛段階段に面した吹抜けリビング

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南面道路に面した敷地を有効活用し、リビングは南面に。

リビング上部を吹抜けにすることで、より明るく開放的に。

リビングから階段が見えるようにすることで、上下階の移動がわかりやすい。

1階と2階の空間のつながりを大切にしました。

② 玄関からつながる土間収納

両開きのドアを開けると、広い玄関。

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奥の土間収納に自転車を入れるため縦長に3帖を確保。

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自転車以外にも、ガーデニング用品、掃除道具、キャンプ用品、ベビーカーなどを収納し、すぐ取り出しできるように玄関に隣接させました。

 

③ 回遊できる家事動線

キッチン→パントリー(食品庫)→納戸(物干し)→脱衣室(洗濯機)

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キッチン→パントリー(食品庫)

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パントリー(食品庫)→納戸(物干し)

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納戸(物干し)→脱衣室(洗濯機)

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グルグル一周できる回遊動線なので、家事動線が短縮できる

炊事、洗濯での行き来は毎日のことなので、合理的にしたいところ。

 

④ バルコニーなし

バルコニーは防水絡みのメンテナンス、掃除も面倒なので採用しませんでした。

その代わり室内干しできるように4.5帖の納戸を設けたので、バルコニーはなくても十分です。

天気の崩れ、花粉を気にすることなく部屋干ししたいところ。

部屋干しの嫌な臭いは、床に無垢の杉板を貼れば解消します。

 

 

⑤ 夫婦別寝室

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睡眠の質、在宅ワーク、書斎などを考慮して別寝室に。

寝室が別でも吹抜けを介して行き来できるようにすると、閉塞感・疎外感はないですよ。

各寝室の吹抜けに面する壁に室内窓を設けることで、お互いの寝室が視界に入ったり、吹抜け下のリビングとのつながりもできます。

また、各寝室にウォークインクローゼットを設け、収納量を確保。

バルコニーがない分、寝室を広くでき、使いやすい空間になりました。

夫婦別寝室の間取りは、子育て世代のお客様には少ないですが、ご年配や夜勤のあるお客様の要望で過去にありました。

夫婦別寝室、ライフスタイルに合わせた結果の間取りです。

 

「間取り」は、字のごとく空間の取り合いです。

空間の「離す」・「くっつける」をバランス良くしたものです。

間取りは、敷地条件やお客様のライフスタイルなどに合わせていき、打合せを重ねることでバランスのいいものができると思います。

弊社では、建築士資格のない営業マンが設計の打合せをしません。

小さい会社ですが、3人の一級建築士が親身になって設計の打合せをします。

間取りのご相談、このモデルハウスの平面プランを見たい方は、ぜひお問合せ下さいませ。