ご挨拶

1.「徳島の木」を使う。

徳島という地域は材木が豊富です(全国平均67%に対し徳島は75%です)。しかし、高齢化で森林伐採に従事している人の年齢が高齢になり杉の流通が滞っており、森林保護がままならない状況です。徳島では熟成されている杉が増えており、値段も安くなってきていること、そして、地域の気候に馴染んだ家をつくる上でも、ストウ住建は積極的に徳島の材を使用しています。
 できれば、天井以外すべてに杉を使いたいと思っています。杉はコルクのように空気をふくんでいるため床に使うと非常に暖かく(フローリングとは違う)、香りが良いので鎮静効果もあり睡眠がとりやすいのです。もちろん調湿効果もあります。

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2.木組みの「強い構造」。

構造材は土台も柱も土佐檜などのできるだけ地場の木を使います。
柱は四寸の檜をお勧めしていますが、ご予算の都合で隅柱、通し柱を四寸にして他の材は三寸五分を使うなどの工夫をしています。
長期優良住宅や性能評価証書を取得する家の場合は、耐震等級3で設計いたします。(筋交いを付けてホールダウン金物で補強をし、その上に外周周りにすべてハイベストウッド/9mmの木製パネルを施工します。筋交のみならず、外側を面材補強することで強固な構造にしています)(土台には、シロアリの食害が少ないひば材をお勧めする場合もあります。(ハイブリッドソーラーハウスはひば材を使っています)

3.「結露しない家」をつくる。

徳島の気温は0度をきることも少なくありません。こうした環境では、冬に暖かい家をつくることはもちろんのこと、壁の内外で結露しない家をつくること=快適な室内環境をつくるともに、家を長持ちさせること(壁内結露する家は長持ちしません)への配慮が必要です。
ストウ住建は、断熱材にセルローズファイバー(自然素材系の断熱材)を使い、家の透湿性を保ちながら断熱性能を高めています。
開口部は木製サッシュや樹脂サッシを使うことで、枠部分の結露防止をはかり、Low-E(射熱高断熱ガラス)やペアガラス、時にはで三枚ガラスを組み合わせて、ご予算に合わせて、家の快適性能を高めていきます。

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4.「防犯」×「日よけ」対策。

ストウ住建は、開口部のシャッター設置をお勧めしています。これは防犯のみならず、家の遮熱効果も視野に入れているためです。シャッターを付けないと太陽の熱が家の中にこもってしまうので非常に暑くなります。(セルローズファイバーの家は、冬は非常に暖かいのですが、夏には窓を開け熱気を逃がす必要があります。昨今は共働きで日中に家を空けるご家庭が多くなっていますので、日中の暑熱と防犯を兼ねてシャッターをお勧めしています)シャッター開閉は手間を考えて電動式にしていますが、万が一の際は手動でも開閉できます。防犯を重視する場合は、防犯ガラスを使用することもあります。

5.火災に強い「木の家」をつくる。

コンクリートの建物でも内装がビニールクロスの家はわずか数秒で燃え広がってしまいます。(木造の家でもビニールクロスを使うと同様です)でも、杉や漆喰などの自然素材を使った家は、数分間は燃え広がることはありません。
 杉などの木材は表面が炭化して、それ以上は燃えない特性がります。=火災に強いということです。また、化学物質を用いて施工されるビニールクロスや壁内のロックウール・グラスウールは、火災時に有害物質を放出するため、火災初期にこの物質によって意識を失ってしまう場合が多いのです。
 火災に強い家をつくる上でも、自然素材を使用することをお勧めしています。

6.「床下」へのコダワリ。

ストウ住建の家は、床下の高さは50センチを基本としています。これは、床下のメンテナンス性を高めるためのもので無理なく人が入って作業できる寸法です。(ハイブリッドサーラーハウスの場合は縁の下がありません)  基礎の表面は、金ゴテで押さえ(つるつる)していますので、雑巾がけができます。(竣工前は、床下に潜って一日かけて掃除機と雑巾がけしてお引渡ししています)  断熱材と断熱材の隙間にシーリングやボルトから結露しないように外側からウレタンを巻き付けるなど、見えないところですが、クリーンな状態を保ち家の性能を上げる上で重要なポイントなのです。

7.「現場」はいつでも開放。

現場はショールームという考え方でいつもスリッパを用意して職人さんが案内できるような体制をとっています。社員が不在の場合でもストウ住建の家族として大工さんたちが案内や説明をしてくれる体制をとっていますので遠慮なく現場にお越しください。
 とにかく一日に何度も掃除をしますので、現場の奇麗さは他社と比べても負けません。
 安全管理は、大手建設会社での経験から厳しいチェックを行っています。
現場を見学される方は、現場の安全管理のルールを厳守していただきます。

8.質の高い家をつくるために。

 第三者機関である「日本住宅保証検査機構JIO」による検査を行っています。これはお客様への瑕疵保証として行うための最低限の検査ですので、ストウ住建は、この検査前の各工種での自主的検査に力を入れています。各工事に携わった者は、自分の家というつもりで、自らの目で自らの仕事を検査する必要があるからです。この繰り返しが家づくりへの意識を高め、協力業者さん全員を交えた検査は、丁寧な仕事を生み出すことに繋がります。
 引き渡し前の竣工検査では、20業者程度を一斉に呼んで厳しく検査します。
質の高い家をつるためには、この確認作業が重要となります。

9.脈々と家守りを続けるために。

竣工後は半年、1年おきに狂いがないか、無料で点検させて頂いております。建具の狂いやクロスの開きがあるくらいの手直しは無償で対応しています。
何年経っても無償で直してくれる、そういう工務店を目指しています。
 そのためにもチームワークを大切にしています。(関係者の皆様に集まってもらって年に一回の安全大会をやっています)協力業者さんがいなければこの仕事は成り立ちません=良い家がつくれませんので、感謝の気持ちを忘れないようにしています。