【床暖房】吹抜け階段と中庭を望む24時間蓄熱床暖房の家

軒ゼロの箱型が組合さり、中庭を囲むような外観です。外壁はジョリパット左官コテ仕上げを採用し、目地のないスッキリしたデザインにしました。

片流れ屋根で雁行した外観は奥行感が増します。中庭の周りに大きな窓があり、吹抜け階段と庭木を望めるため、北面でも明るく開放的な空間となっています。

玄関ポーチは間口を広く設け、ゆったり使えるようにしました。杉の軒天井と豆砂利の洗い出し土間で上下の素材の対比を際立たせました。隣接する中庭との間には杉のウッドフェンスを設け、プライバシーを確保しました。

リビングに隣接する中庭には、ウッドデッキとシンボルツリーを設置しました。軒の深い中庭は「半屋外空間」として、日向ぼっこ、BBQやプールなどで「家族が集まりやすい空間」となっています。

リビングに隣接する中庭には、ウッドデッキとシンボルツリーを設置しました。軒の深い中庭は「半屋外空間」として、日向ぼっこ、BBQやプールなどで「家族が集まりやすい空間」となっています。

ホール床、ウッドデッキ、軒天井の板張り方向をそろえることで、玄関からウッドデッキまで連続して見えるようにデザインしました。内と外をつなげることで、より広く感じられます。中庭は玄関とLDKから眺められます。

玄関に隣接したシューズクロークは、収納量の多い可動棚を設置しました。下段は傘や掃除道具をかけるようレイアウトしました。玄関とは別の動線なので、来客時に「見せない収納」として利用できます。

吹抜け階段と中庭を望むリビングは、明るく開放的な空間です。ひな壇階段がアクセントとなり、1階と2階をつなぎます。蓄熱床暖房なので、大空間でも足元から暖かく、吹抜けを介して、暖気が2階にも届くようになっています。

吹抜けリビング上部には大きなペンダントライトを設置しました。大空間だからこそ、吊っても圧迫感がありません。上下にそろった大きなFIX窓で、北からの安定した採光を確保しました。北リビングも工夫しだいで明るくなります。

ひな壇階段の手摺は鉄製のフラットバーを白色で塗装し、壁と同化させました。ささら桁を白くすることで、木製の段板のみが浮いているようなデザインにしました。

アイランドキッチンはフラット対面型で、ステンレス天板とオーク突板張りの対比が美しいです。カップボードやダイニングテーブルもオークにすることで、一貫性のある仕上げとなっています。カップボードには間接照明を設け、やわらかい光を演出しました。

吹抜けを囲む2階廊下は、リビングとのつながりがあります。ペンダントライトと壁面照明(ウォールウォッシャー)でシーンに応じた照明を選択できます。2階廊下中央の収納上部にはエアコンを設け、夏季に冷風が1階まで吹き下せられるように工夫しました。

中庭と吹抜け階段を望むダイニングです。キッチンと隣接している為、家事動線が短く合理的です。

独立の1階洗面化粧台は、来客時にも対応しやすいです。オリジナルの造作洗面化粧台は特注大型の1面鏡、タモの集成カウンター、真鍮製タオルバーでデザインしました。シンクを右寄りにることで、朝の混雑時でも二人同時に使用できるよう配慮しました。

1階和室はリビングを介さず、玄関から直接アクセスできる配置なので、来客時にも使いやすいです。奥の板間は季節物を飾るディスプレイスペースです。上部の棚は特注で、雛人形などを収納できま。また、右の横格子にはエアコンを内蔵しています。エアコンを隠し、ダウンライトを設けることで、飾り物が一層映えるように工夫しました。

ランドリー室はガス衣類乾燥機(乾太くん)収納とアイロン台を兼ね備えた、オリジナルの家具を設置しました。天井には物干し金物を設け、「洗う、干す、乾燥、たたむ」まで完結するように計画しました。

パントリーはキッチンに隣接させ、家事動線を短くしています。A4タテが入るように可動棚をレイアウトし、食品やレシピ本や消耗品のストックをキレイに収納できるように工夫しました。食品が傷まないように、パントリーはあえて床暖房をしていません。

パントリーの下段はゴミ箱を設けられるよう、あえて可動棚を設けないレイアウトにしています。一升瓶、精米機、充電式掃除機などのお手持ちに合わせて設計します。

トイレ内の手洗いは信楽焼のボウルとタモカウンターを組み合わせたオリジナルです。ペンダントライトがアクセントになったオシャレな空間です。ダウンライトと違って、ペンダントライトは壁に反射しやすく、陰影を演出できます。

2階廊下中央にある洗面化粧台は、どの寝室からも近い配置です。1面鏡はボックス型を採用し、収納量も確保しました。洗面ボウルは見付の薄いスッキリしたデザインにしました。タオルバーは1階洗面化粧台と同じ真鍮製にし、素材・カラーをリンクさせました。

家の正面中央に佇むウッドフェンスは中庭の目隠しとなり、プライバシーを確保しています。無垢の杉の目隠しが、外壁や土間などのグレー色に対してアクセントになります。