2013年10月7日

無垢の杉板はええですよ。

ここ最近リフォームのお仕事が増えてきております。

ブログでは新築工事のみしかお伝えしておりませんでしたが、先日完了したリフォーム工事も少しご紹介します。

工事の内容は、和室の畳間を杉板の床に変えるというシンプルなリフォームです。

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ビフォーアフターじゃないですが、これが工事前の状況です。

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畳を撤去した状況です。DSCN3055aa

畳の厚みは60mmなので掃出し窓の敷居と座板の段差も当然この通りです。 DSCN3067aa

さてこの座板の上に30mmの根太を敷いていきます。

さらに根太と根太の間に断熱材(ミラフォーム30mm厚)を切り込んで入れます。

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この上から30mmの厚みの杉板を貼っていきます。

畳寄せや敷居は経年変化で直線から波打つように歪んで参ります。

ですから壁際の形に沿うように杉板をカンナで削って貼っていきます。

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そして工事完了です。 木の香りのするさわやかな印象です。DSCN3199aa

無塗装なので表面はサラッとしており、裸足で歩かれてもべとつきません。

調湿効果もありますので部屋の湿度も抑えてくれます。

さらに冬場などでもフローリングのように「冷っ」としないのです。

杉は柔らかいので生活されておりますと傷は必ずつきますが、傷の箇所に湿らしたティッシュなどを置いておきますと木が膨れて元通りになります。

また無塗装の無垢なのでペーパー(紙やすり)などでも傷の補修は出来ます。

ですからメンテナンスは至って簡単です。張りぼてのフローリングでは出来ないことです。

また杉は水にも強いので水回りのところでも貼って頂いても問題ありません。濡れてもすぐに乾きます。

少々のシミや傷も生活されておりますとあまり気にならないのもこの無垢板の良さだと思います。

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お客様も気に入って下さり2部屋貼りかえることになりました。

工期も短くご迷惑もあまりかからない工事ですのでお勧めです。

 

須藤